必見!位牌の種類と選び方ガイド
2024/04/29
位牌という用語を聞いたことがありますか?ご先祖さまや故人を祀るために仏壇の中に飾る、台座が着いた札です。位牌には様々な種類があり、素材やデザインなど選ぶポイントも様々。今回は、位牌の種類と選び方についてご紹介いたします。必見です!
目次
位牌とは?
位牌とは、仏壇において亡くなった方を表す象徴的なものであり、寺院や家庭で使用されています。位牌には、祖先の戒名を記して祀る霊牌です。位牌には亡くなった方の俗名(生前の氏名)や没年月日、没年齢などが記されることが一般的です。仏教では、位牌は故人の霊を迎えるためのものであり、また生前においても自分自身の位牌を手配することもあります。位牌は、さまざまな素材やデザインのものがあり、家庭用のものは比較的シンプルなものから、細かな彫刻や蒔絵が施されたものもあり、寺院用のものは大きく豪華なものが多く使用されています。仏教において、位牌は大切なものであり、故人を偲ぶための日々のお参りや法要などに欠かせない存在となっています。
位牌の種類
仏壇に使用される位牌には、様々な種類があります。まずは、先祖を祀る際に使用される位牌が挙げられます。先祖位牌の表面には「〇〇家先祖代々之霊位」と彫り(書きの場合もある)裏面は何も記さないか、施主様のお名前を記します。故人の位牌は、故人の戒名を表面に記し、裏面に没年月日、俗名(生前の氏名)、没年齢(行年・享年)が刻まれています。地方やお家によっては全てを表面にレイアウトする場合もあります。また、文字は彫る場合と、書きの場合があり、大きくは関東は「書き」関西は「彫り」に分かれるそうです。また、現在では、戒名を記さず、生前の氏名を記したり、生年月日~没年月日を記したりするパターンも増えています。現代では大切な家族の一員であるペットへのメモリアル位牌も人気があります。お客様のご希望に合わせて、適した位牌をご提案することが重要です。仏壇に安置される位牌は、祀る方々の想いを込めた大切な品であり、選ぶ際には十分な考慮が必要です。一般的に真宗系のご宗派は、位牌をお祀りする必要はないとされていますが、先祖代々位牌を作ってきているお家や、亡くなった方への想いの一つとして位牌を作製されるお客様もおられます。
位牌を選ぶポイント
位牌は仏壇に欠かせない存在です。故人を供養する大切なアイテムになります。位牌には様々な種類があり、どのようなものを選ぶかはしっかりと考える必要があります。まず重要なのは仏壇や祭壇に置く場合、その広さに合ったサイズを選ぶことです。先代様の位牌がある場合は、その位牌より大きくならない様にサイズを選びます。また、形やデザイン、色も重要な選択要素です。形やデザインは何十年と受け継がれている伝統的な形から、シンプルで現代の生活にマッチした形まで様々です。色の多くは黒塗りが多いですが、タメ色、緑、青、赤などのベースとなる色。装飾として金粉・金箔がよく使われますが、蒔絵や模様があしらわれたものも沢山ラインナップされています。自分や故人の好みや趣味を加味しながら、丁寧に選びましょう。故人様を象徴するものになるので、その方っぽい位牌を選ばれる方が多くなっています。また、価格帯も様々ですが、高価なものほど塗や彫刻の仕立てが細かく、美しく仕上がっています。位牌は、故人を偲ぶ重要なアイテムですので、選び方には十分に気を遣いましょう。
位牌のサイズとデザイン
仏壇は、位牌を祀る場所であり、大切なご先祖様を供養するために家庭内に設置されます。位牌のサイズも重要であり、安置するスペースに合わせて選ぶことが大切です。また、位牌のデザインも様々で、清潔で落ち着きのあるものや華やかで豪華なものなど、お好みによって選ぶことができます。家族全員で大切なご先祖様をお祀りできるような、美しい仏壇とそれに合った位牌を選んで設置しましょう。そして、日々の清めや手入れを怠らず、心を込めたお供えを続けましょう。
位牌を飾る方法
位牌は仏壇において、御先祖様を供養するための重要なアイテムの1つです。位牌とは、戒名や生前の名前が記された台座付の札板のことで、仏壇のよく見える場所に飾られます。仏壇の一番上段はご本尊様の段になります。位牌は一段下がった二段目に飾るのが良いとされています。横位置も、中央はご本尊さまの目の前ですので、左右の広さがある場所に位牌は安置すると良いと思います。仏壇に安置しない場合は、これに限りませんが、物をよく動かす場所や汚れが飛びそうな場所は避けましょう。位牌は一度安置すると、度々持ち出す事はありません。安置する場所は程よく清潔な状態を保つ為に、掃除を定期的に行って下さい。その際、位牌自体は、埃をはたく程度のお掃除で十分です。本体をあまりふき取り掃除をし過ぎると、かえって痛めたり、文字が見えにくくなる原因になりかねません。 正しく位牌を飾り、故人様に対する敬意を表し、供養の心を込めたお祈りを行うことができます。そうして、自身の内にある故人や先祖と対峙し、再び自分自身を振り返る時間ができ、安心して日常生活に励むことができるのです。